つわりのときの過ごし方
梅雨が明けて、学生は夏休みに入り、
テレビでは連日、高校野球のニュースや特番がやってるよね。
高校野球を見ると思い出す。
あの辛かった悪阻(つわり)の時のこと。
ポコちゃんの妊娠がわかったのが7/7。
そこからお盆休み明けまでの約1か月は、
悪阻がひどくて仕事を休んでおうちにいた。
みんなは仕事行ってるから基本ひとり。
大きな出血もあったから大事をとってということで。
常に、船酔いと二日酔いが混ざったような気持ち悪さのうえに
全身がムズムズするような、体の置き場所がないような感覚。
今でもよく言うんだけど、
お腹に子どもがいなかったら自害したいと思う程の辛さ。
ベットで寝たり、リビングで休んだり、
その時に少しでも心地よいと思える場所を求めて
家の中をウロウロしてるんだけど、
結局は便器を抱えてオエオエしてる時間が多かったかな。
この年は猛暑で、輪をかけて辛かった。
食べ悪阻、吐き悪阻で、水を口にするのも辛くてね。
炭酸水とフルーツゼリーが主食だったかな。
あと、ママが水出し緑茶がデカフェでいいよ~って言って作ってくれたり。
大好物の鰻も食べれなかった。
とにかく食で苦しんで、1ヶ月で4キロ痩せた。
そんな中、唯一、辛さを忘れさせてくれたのが、高校野球。
すっごい夢中になって見てた。
この年の高校野球といえば、
1年生のときの清宮くんと、オコエくんのふたり。
他にも注目の選手がたくさんいて、
毎日「すっげ~!」って感心しながら見てた。
野球のセンスの塊みたいな子ばっかりで、
なんていうか…、美しかった!
普段、野球なんて興味ないし、
これがきっかけで野球が好きになった訳ではないんだけど、
この時は高校球児たちの美しさに見とれて、
見ている間は、悪阻をふと忘れられたんだよね。
水を飲むのも気持ち悪い。
テレビの音にもイライラする。
料理を作ってるときの匂いが辛い。
暑くて寝れない。
冷房をかけても心地よくない。
携帯の画面を見ても文字を読む気がしない。
もうね、天井を見つめるしかないのよ。
そんな中、いい方向に気をそらしてくれた球児たち。
ホント感謝ですよ。
今、高校野球を見ると、
悪阻の気持ち悪さも思い出して、うぷってなるんだけどw
悪阻って悪いことだけじゃなくて、これもひとつの経験だし。
ポコちゃんを産んでからは、高校野球を見る時の気持ちが少し変わって
あの時はありがとうね~♡っていう感謝の気持ちと、
頑張れ!!っていう母親のような気持ちで微笑ましく見ております。