花咲爺
久しぶりに夢中になる本と出会いました。
毎日、読書してるんだけど、
のめり込む本とそうでない本がやっぱりあるのね。
本当におもしろいって思う本は
読みたくて読みたくてしょうがない気持ちになるの。
寝る時間を削ってでも読みたい!って思える本。
素直におもしろかった!!といえる本。
昨日読み終わったんだけど、本田晃一さんの
『日本一の投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』って本。
ポッドキャストを聞いてたらこの本のことを話してて
ふと興味が湧いたので、取り寄せて読んだの。
これが、読めば読む程おもしろくてね。
日本一の投資家と呼ばれていた、竹田和平さんから教わったことをまとめた本。
あたし、この本と出合うまで竹田和平さんの存在も知らなかった。
名古屋の人で、タマゴボーロで有名なお菓子屋さんの会長さん。
それで100社以上の中小企業の株を保有する投資家さん。
その竹田さんが人生で大切にしていたことを
著者である本田さんに説いてる風景を本にしてくれたのね。
竹田さんは自分のことを花咲爺と名乗って、
童話にあるように、同じ行動をしても花咲爺とイジワル爺は受け取るものが違う。
それはなぜかっていうのを、楽しく愛に溢れた言葉で語ってくれてるの。
自分は投資家であって、
更にその株主となってる会社の社長さんを励ますことが使命である、と。
実際、あたしもこの本読んだだけで
竹田さんに励まされた気がする。
そのくらい元気や勇気がもらえる本だな。
そして、竹田さんは励ましてその会社を豊かな方向へ導いてくれる。
竹田さんの言った言葉をそのまま本にしてくれてあるんだけど、
名古屋弁丸出しのその言葉を読んでるだけで、なんだか嬉しくてね~。
大学時代、名古屋で過ごしたあたしは
名古屋弁を聞くと少し嬉しくなる。
だから、竹田さんの言葉もすーっと入ってくる。
この本の中で一番衝撃を受けたのは、
同業他社との関係性で、
そのマーケットのシェアを奪いあったり、
同じフィールドの中で競争することがビジネスだと思ってたんだけど、
それは違うと。
「他者の顧客やシェアを奪ったら、その会社の食いぶちが困るがね。」
「同じものを取り合うんじゃなくて、そのマーケットを広げることを考えないかんでね。」
本にも書いてあるけど、シビれたよ!!
ビジネスにおける競争とか目標っていうのが
ワンランクどころかはるか上のステージの考え方って思った。
今あるマーケットを広げると、市場が大きくなって
業界が豊かになって、社会が豊かになるがね!!
自分がその業界の先頭に立って
市場規模を大きくしようなんて想像もできなかった。
だけど、そうなんだよね。
小さなマーケットの中で決まった顧客の取り合いをして業績を上げるんじゃんくて、
新しい顧客や可能性を掘り起こして
マーケットを広げれば、もっと大きな成果や利益を上げることができるよ。
雷に打たれたような衝撃だけど、
ものすごい勇気をもらった。
夢が広がった。
私の業界でもまだまだ未開拓な部分があるかもしれない。
小さなことで困ってる人がいて、チャンスがあるかもしれない。
それに気づいてないだけかもしれない。
一瞬で視界が開けたような感覚。
ちょっと仕事が楽しく感じてきたがね。
- 作者: 本田晃一
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